髪の基本について
髪はアルカリ性と熱に弱い
ということは、アルカリ性と熱は
最小限にした方が傷みにくい
これから話す内容は、難しい内容ではありません。
聞きなれない用語は、ほとんど無いように書こうと思います。
なぜ、この説明が必要か?
美容業界に限らず、ともすれば、
お客様が騙されてしまうからです。
美容業界の一人として襟を正すべきだと思っています。
あなたが、私の身内だったら、私は専門的な勉強をしてきたので、
何が本当で、何が嘘か、話してあげられます。
身内という立場で話します。
髪の成分はタンパク質です。
タンパク質という言葉はよく耳にするでしょう。
タンパク質はアルカリ性に弱いです。
例えば、ハイター等の漂白剤は、アルカリ性です。
素手で触れば爪や指先は、ぬるぬるになります。
タンパク質がふやけて溶けはじめるからです。結果傷みます。
キッチンハイター ペーハー値 13 強アルカリ
ブリーチ 10
アルカリカラー 9
タンパク質は高い熱に弱いです。
卵は60℃程度でかたまり始めます。
熱で変化することを、熱変性といいます。
髪は、卵と同じではありませんが、
高い温度に弱いです。
ドライヤーの吹き出し口付近 120℃
ホットカーラーの温度 120℃
デジタルパーマのロット 60℃~120℃
ヘアアイロン 150℃~180℃
繰り返しの熱で髪はごわごわになり、切れ毛・枝毛ができたり、
白っぽく焦げた状態になります。(硬化→炭素化)
憶えて頂きたいことは、髪は、アルカリ性の薬剤と熱に弱いということです。
アルカリ性の薬剤は、最小限にすべきだということです。
現在、明るくするヘアカラー剤はアルカリ性しかありません。
パーマ剤はアルカリ性ではなく、酸性のものが普通に手に入ります。
アルカリ性の必要が全くありません。
これらのことは、専門家でなくとも、美しく在りたい方は、外してはいけない知識です。
そのことを基本に美容院で説明されるメニューを検証されると良いでしょう。
私どもの各メニューに対しても説明を書きますので読んでみて下さい。
上記の数字はおよその数値です。
毛髪科学の専門家の方には申し訳ないですが
素人のお客様のための記述ですので、なるべく簡単に書きました。ご容赦下さい。